南大内小学校で5年生の生徒様(18名の参加)に向けて認知症サポーター養成講座を開催しました。
集団の中での個人の力の発揮、他集団との積極的な関りについて、少子化という日本の抱える課題の中だからこそ、個人の力を引き出せる教育に特に力を入れておられます。
今回の講座では、テキストを使って記憶の壺を題材に講義を行い、日常に起こるワンシーン(ゴミ捨て、買い物等)を元に、4人一組ずつのグループワークと発表を経て学びを深めてもらえました。
講座の感想やまとめでは、各班毎に思いや対応方法を考えてまとめられ、“正しく理解してあげたい”“優しくゆっくりと伝えてあげたい”といった意見が発表され、当事者が一番不安であること、皆で支えることが大切であるということを学んでいただけました。
認知症サポーター講座は全国各地で行われています。今や日本の国民病とまで言われる認知症について、正しい理解と思いやりを持った接し方ができる社会を目指して、活動を続けて参ります。
~以下、児童の皆様のアンケート結果を、一部抜粋させていただいております~
・言葉遣いに気をつけて怒らず、優しく接して教えてあげたい。
・何か出来ないことがないか考えて的確な判断で認知症の人を助けてあげたい。
・変わった人だと思わず、僕らと同じだと思いたい。認知症は決して悪い病気だと思わず接
したい。
・認知症は発症したら怖いけれど、誰でもかかる可能性があるので、サポートしたい。
・大人になっても、学んだことを活かして、優しくゆっくりと接してあげたい。
・何回言われても、何回でも伝えてあげたい。
・おばあちゃんが認知症で話せなかったけれど、優しく接してあげたかった。
・DVDで観たように優しく接してあげたいと思った。
・自分がならないように努力をして、学んだことを家族にも伝えたい。
・怖がらずに接して、自分がなってしまったら、助けてもらえたらと思った。
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